subxx-a を楽しもう! 2008/05/23

昔は、どこの家にも一つはあった火鉢。
暖房器具の進歩か、効率の悪さか、理由は定かではありませんが、消えていった懐かしい温もりです。

歳とともに、あの仄かで優しい温もりが懐かしくて火鉢を探していました。運良くあこがれの火鉢を手に入れることが出来ました。

早速、火鉢の楽しみ方を調べましたので、紹介しましょう。
少々、私的な工夫もこらしましたので、それを含めての紹介です。

そうそう、結構楽しいオタク的世界かも知れませんね?
 
     
記載内容についての責任は一切持ちません。
記事内容の採用は、各人の責任となります。
火事や火傷に十分注意して事故のない様火鉢を楽しみましょう。
の中をどうすれば良いのか?ここから研究です。
あちこち調べて見たり、ご近所のお年寄りに尋ねて見たら、火鉢の底には子砂利を入れる事が分かりました。・・されど、なんの為?

取りあえず、子砂利を入れると重くなる事と灰が沢山あることを理由に、灰のみを入れてみました。

結果・・私の手に入れた五徳が火鉢の底まで刺さって行くではありませんか。

はぁ〜、子砂利の役目はこれだったのか。と、勝手な解釈をして、反省したんですが子砂利を入れると火鉢が重くなってしまうので何か工夫をと思い・・・あちこち探してみたら、不燃性の園芸用パーライトが見つかりました。


早速園芸店で入手して火鉢の中へ1/4程敷き詰めて、その上に1cm程の目の金網を敷いて、その上にご近所からいただいたミカンの木の灰を火鉢の半分くらいの高さまで入れました。
恐る恐る近所の雑貨屋で手に入れた五徳を差し込んでみると、丁度良い高さで止まってくれました。・・

少し手で押してみましたが、しっかりしています。鉄瓶を乗せても大丈夫でしょう。


早速、火鉢の火入れへと進めます。
近所の雑貨屋さんで買ってきた火起こし器に炭を入れて、ガスコンロに少し乗せておけば直ぐに炭に火が付きました。

それを火鉢の真ん中あたりの灰を少しかき分けてくぼみを作り、そこに火の付いた炭を埋め込みました。その上から少し灰をかぶせて完成です。
これで火入れ式も無事終わりました。
  小さな炭は、8時間ほど持ちました。


【付録】五徳も、灰の中間に浮かすタイプのものがあります。
これは、圧すと固まる灰の性質を利用したものですから、火鉢の中を全て灰とし、子砂利が無くとも使えるタイプです。ただし重量のある鉄瓶等を乗せる場合は注意が必要です。

さらに、本物の灰は、少しの風で舞い上がってしまうので、人工の灰を使うのも良いですね。
ホコリの立たないセラミック製の灰も売られています。ただし、灰のように固まらないので、火箸を挿しておくと倒れます。また、五徳は自然に沈んで行くので、それを改善する工夫が必要です。
 



座布団は無くても良いのですが、床の傷防止を目的に敷きました。
素材は、国東半島特産の七島イ草です。これを表皮に使った丸い座布団を使いました。

七島イ草は、耐熱性に優れ、圧縮や摩擦に強い天然素材です。香りもさわやかで、見た目もなかなかです。

これも近所の雑貨屋さんで手に入れました。千円くらいだったかな。

さて、主役の火鉢ですが、とあるところからいただいたものです。・・なかなかの逸品です。大事に楽しもうと思います。

全くの季節外れの火鉢記事ですが、それはさておき梅雨時の鬱陶しい日に火のない火鉢の灰を火箸で突っつくのもおつなものではと思う私です。
まあ、火鉢を本当に楽しめる冬が来るまでは、眺めたりさすったりしながら火鉢を楽しむことにしましょう。
 

【注意】 木炭の酸化燃焼ガスの約半分ほどが一酸化炭素です。 
閉め切った部屋の場合、1時間に2から3回窓を開けての換気が必要です。
換気時間は十分にとる必要があります。少なくとも2分以上は必要と思われます。

参考・・閉め切った6畳の部屋では2時間程で頭が重くなってきます。(一般的に・・)こまめに換気して火鉢を楽しみましょう。